ミーティングスペースは、企業にとって貴重なコミュニケーションの場です。
特に近年、テレワークなど働き方が多様化するなかで社員同士のコミュニケーションが減ったことで、
ミーティングスペースの在り方にも変化が起きています。

従来のミーティングスペースは、清潔感のあるフォーマルな印象が一般的でしたが、1on1スペースやオープンスペース、少人数で気軽に使える会議室など、多様化が進んでいます。近年のトレンドは、自由な発想で良い雰囲気を作り、コミュニケーションの質を高めるミーティングスペースです。

こちらの記事では、オフィスにミーティングスペースを設置するメリットや、おすすめのミーティングスペースのタイプを詳しく解説します。


1．オフィスにミーティングスペースを設置するメリット

ミーティングスペースは、単なる「話し合いの場」ではありません。
ここでは、オフィスにミーティングスペースを設置するメリットを見ていきましょう。

●必要なときにすぐミーティングができる
ミーティングは、必要なタイミングですぐに実施することが大切です。
事業に関するアイデアは、思いついたタイミングで仲間と共有し、意見を交わすことでさらにブラッシュアップできます。

執務スペースでも会話はできますが、ミーティングスペースを設けることで、周りに気を遣うことなく話ができるのもメリットです。
意思決定などの重要な話も、ミーティングスペースがあれば社内で実施できます。

●ミーティング以外の用途にも使える
ミーティングスペースは、社員同士やクライアントとのランチミーティングの場として活用することもできます。ランチを食べながらリラックスして会話ができるため、話し合いの内容もポジティブな方向に進むことが期待できます。深刻になりがちなテーマを扱う場合や、大切なお客様と打ち解ける機会に活用すると良いでしょう。

また、来客対応や採用面接の場としても活用することもできます。会議室とはちがいオープンな空間であれば、社内の空気を感じてもらうこともでき、来訪者の緊張も和らげることができます。

更に、社員のリフレッシュスペースの一つにもなります。業務に行き詰ったときの気分転換や社員同士のコミュニケーションの場として自由に活用することができます。

ミーティングスペースには、社員の働き方の多様化に対応する役割もあるのです。

次章ではミーティングスペースを決めていく前に、
抑えるべきポイントをご紹介していきます。